
CD再生不可というDENON DCD-1650ALを買ってみました。
外観は傷も目立つしボタンもちょっと塗装が変色している感じなのですがなんとなく買ってみたくなりました。仮に自分の手では修理不可能でも売却すれば損はなさそうです。
音楽はすっかり配信サブスクの時代です。私は配信よりはCDを購入するほうです。ただ最新音楽を追うような歳でもない(?)ので購入するソフトといえば昔から好きなアーティストが新譜をリリースしたときぐらいになってしまいました。
そんな時代だからこそ、純粋なCDプレーヤーで昔貧弱な機材で聴いていたCDを改めて聴いてみたいなと以前から思っていました。(そんなことなら以前買ったPD-T05を手放さなければよかったのでは)
再生は不可能だった
前置きはこのくらいにして現在の症状を確認してみました。
電源は入ります。ディスクトレイの開閉も特に劣化は感じません。CDをセットすると説明書きのとおり再生不可能でした。というかCDを入れても読み込もうとすらしません。
調べてみると互換ピックアップがAmazonあたりで買えるようなので、交換してみてダメなら諦めようということでとりあえず発注しました。
発注してからやるのもあれなんですが、ピックアップの型番や取外し手順を確認するためいったんピックアップを取り外してみることに。構造はシンプルで交換は容易であるとわかりました。定価10万円弱のプレーヤーという感じは一切感じない普通のメカです。

再生は可能だった
そして組み戻して電源を入れてみたところ、なんとディスクをスッと認識するようになっていました。恐る恐る再生ボタンを押下してみると…、再生できています。スムーズで音飛びも発生する気配がありません。CD-Rもセットしてみましたがこちらも問題なさそうです。早送りはリモコンがないので試していませんが曲送りはいたってスムーズ正常の様子。
ピックアップのコネクタが接触不良だったのか定かではありませんが脱着だけで正常になってしまったことは間違いありません。
再生できたことでヘッドホンボリュームにガリがあることが新たに判明しましたが、これは後ほど対応します。

互換ピックアップに換装
後日、注文していた互換ピックアップが届きました。交換する必要はなさそうですが届いたピックアップが不良品だと困るので動作確認目的でいったん取り付けてみました。
結果は動作良好でした。ただ現状正常になってしまった純正からあえて交換するようなディスクの認識スピードの向上などは感じられなかったため元に戻しました。

ヘッドホンボリュームのガリ対処
再生できたことで判明したヘッドホンボリュームのガリですが、ちょっと気になるので簡単な方法で対処してみました。
まず何十回もボリュームつまみをグリグリ回して改善するか試したところ、だいぶ軽減できました。が、もう少し改善してほしかったのでフロントパネルを取外し、続いてヘッドホン端子&ボリューム基板を取外し、ボリュームに数滴の接点復活剤を流し込み、馴染ませるように回してみたところ、ガリは消えなめらかなボリューム操作ができるようになりました。
若干不安定?
数時間使用してみて特に問題なかったのでメインの環境にセッティングしてみました。なんかの拍子でたまに再生不可になることがあるようです。ピックアップ不良なら互換品入手済みなので対処可能ですがちょっと様子見といったところです。
結局ピックアップ交換
しばらく使ってみたのですが、ディスクによって全く問題のないものと認識すら危ういものではっきり分かれる感じでした。
結局のところ上記の互換ピックアップに交換してスムーズに再生できるようになりました。
コメント