
【2018年初夏】
我が家の初エアコンとしてリビングにダイキンのうるさら7(AN63VRP)を取り付けました。
そして何カ月か使っていると不満点が出てきます。
冷房の湿度戻り
kakaku.comとか見てると同じように感じている方が結構いることがわかります。
除湿運転に切り替えたり風量・風向をいじったりいろいろと工夫してみましたが特に改善はしませんでした。
我慢しながらも2年半使ったとき、暖房運転中にF3エラー(吐出管温度上昇)が数回出て止まったこともあったので量販店経由でサービスの方に見てもらうことになりました。
対策部品あり
【2021年春】
来てくれたダイキンサービスの方はとても親切でしっかり点検してくれましたが、F3エラーに関しては根本的な原因はわからず、ガスを全量交換ということで様子を見ることになりました。
そして例の湿度戻りについても聞いてみたのです。
すると、なんとメーカーから対策が出ているという情報をいただけました。
早速対策をお願いすると部品が3~4日ぐらい(だったかな)で入荷するというのでそれ以降でもう一度来ていただけるということでした。
室外機の制御ソフト更新/室内機センサー追加
後日また同じサービスの方が来てくれまして、室外機から作業開始となりました。
何やら室外機基盤にタフ系PCを接続していました。たしか制御ソフトの更新だったかと思います。
そして室内機側の対策内容ですが、
- 基板交換
- 室温・湿度センサー追加
- センサー追加に伴う右側面カバー交換
この3点が対策内容でした。
この対策により室温湿度センサーが左側だけだったのに対し、右側にも設置されました。
そのため右側に通気スリットがついたカバーに交換されました。
早速効果を確かめたいところですが、はっきり確認するには夏まで待たなければなりませんでした。

湿度戻りは大幅改善
そして夏、本格的に冷房を使うシーズンとなりました。
私の住んでいるところは長野県で日中は暑いですが19時ぐらいになれば結構外気温が下がってきます。
今までは日中の冷房は快適なのですが夜になると湿度戻りが発生して大変不快でした。
対策後のエアコンでは外気温が下がってきても湿度戻りがかなり抑えられるようになりました。低負荷時の制御が変更されたのだと思います。快適性は大幅に改善しました。
それでも直らない不満点
あとこれは元からなのですがこのエアコン、冷房運転時に手動でフラップを水平吹き出しに設定できないのです。
手動上下風向の一番上はやや下向きで4~5メートル先の床面に冷風が到達する感じです。
サーキュレーション気流やに設定していればしばらくは水平で運転しますが、固定ではないので本体の判断でそのうち通常のフラップ角度になってしまいます。
これは我が家の配置の問題もあるのですが、エアコンから4~5メートル先に普段いるスペースがあり、手動上下風向の一番上ではちょうどここに冷風が到達してしまいます。それだけならいいのですがこのエアコン、サーモオフまで風量多めなので余計に寒く感じてしまいます。
不快な風量にはメリットもある
冷房運転時は不快に感じることの多いこのエアコンご自慢の風量ですが、暖房運転になるとこの風量が生きてきます。
風量があるため床面まで温風が豊富に届きとても暖かいです。上位モデルということもあり立ち上がりも速く、低温暖房能力も高いので朝の冷え込みが-5度ぐらいなら十分温まります。
新たな問題も
湿度制御はとてもよくなりましたが新たな問題も発覚しました。
夏ではエアコン取付外壁面へ日差しが強いと室温の誤検知をしてしまうようです。
どうやら壁の温度を拾ってしまっているようで、壁に日が当たっている午前中は冷房が効きすぎます。出窓の上ということもあり室内機内蔵センサーでは限界があるのかもしれません。
そして冬では室温より3~4度以上高く検知していることがわかりました。
せっかくパワーがあってもセンサーが不正確なら正しい制御になりません。
これは後日自分で対策を施しました。
→ワイヤードリモコンKRC081A1を取り付けた。