知り合いから富士通のノートパソコン、FMV-BIBLO NE/36Lのメンテナンスを頼まれました。
調べてみると1999年頃の製品のようです。
CPU | Intel Celeron 366MHz |
メモリ | SDRAM 64MB(最大256MB) |
HDD | 12GB(標準は6.4GB) |
モニター | 14.1インチ 1024×768 |
バッテリー | 死亡・・・ |
このスペックでXPがインストールされていました。
明らかにメモリー不足です。
起動に6分かかりました。
さすがにこれでは厳しいので、うちであまっている64MBを足して128MBにします。
早速作業を開始します。
まず明らかに足りないメモリーを増設します。
底の蓋を片っ端から開けてみます。が。。。
メモリースロット見当たらず。
そう、このPCはキーボードの下にメモリースロットがあるのです。
ネジはゴム製のメクラで隠れている。
接着されてるわけではないので先の細いものでこじ開ければ簡単に取れます。
キーボードをめくるとようやくメモリースロットにたどり着けます。
後はメモリーを取り付け動作を確認してからネジを閉めます。
Windowsを起動してみます。
明らかに先ほどより速い。
起動時間は3分といったところ。
あとこの手のPCはIDEの転送モードがDMAからPIOに落とされている
通称「PIO病」を発症していることが多い。
このPCも案の定発症していました。
今回はレジストリでの修復を試みました。
詳しい手順はほかをあたってください・・・
レジストリエディターを起動し、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{4D36E96A-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}\0001
の中にある「MasterDeviceTimingModeAllowed」を開き「ffffffff」と入力。
これで再起動してみます。
再起動後、デバイスマネージャで確認したところDMAモードで動作していました。
後はWindowsアップデートやデフラグなどを行いマウスをつけてお返ししました。
(どうやらマウスも持っていなかったみたいだ)
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