ダイキンうるさら 湿度戻り対策と送風音の対策

冷房及び除湿運転の現時点のレポートが書けそうなのでちょっと書いておきます。
主に湿度戻りと送風の騒音に主眼を置いています。

機種はダイキン うるさら7 AN63VRPで2018年7月に家電量販店で購入、量販店業者で取り付け施工してもらったエアコンです。
また通常と異なる点として基板が湿度戻り対策をされたものに交換されていることと、室温センサーにワイヤードリモコンのリモコンサーモを使用しての感想になります。

冷房運転

いままで風が当たるのが嫌だったので気流をサーキュレーション気流、もしくは上下風向自動水平吹き出しになるように使っていました。この設定では風量が多いため運転中の騒音がかなり気になっていました。

また湿度戻りに関しても夏の日中は全然問題ないのですが、日が沈み外気温が下がり始めると別記事で書いたメーカーサービスでの改修前よりは大分ましなものの若干の湿度戻りが発生しているようでした。

設定例

そこで上下フラップ風向手動にして冷房運転してみました。すると外気温も下がって室温も設定温度で安定している場合風量少なくなり、弱風微風で運転してくれることがわかりました。自動で運転している時に比べて明らかに音も静かで、稼働中なのを忘れてしまうぐらいになりました。

この風量が少なくなる状態で使っていると湿度戻りほぼ起こらず、うちのデジタル温湿度計で湿度60%前後を維持してくれています。

湿度計はものによってバラツキがあるため正確なことは言えませんが、この湿度計の60%は最近新たに買ったアナログ湿度計で50%、体感的にじめっとせず床もさらさらしている状態です。

不満な点は、たとえば28度設定で使っていて「ちょっと暑いな…」と感じて設定温度を27度や26.5度に下げたとします。室温は28度でリモコンサーモが感知しているので素直にすぐに風量を上げて冷やす制御をしてくれればいいのですが、しばらく(30分とか)風量控えめのまま頑張ってしまいます。それでは設定温度に達さないので結局しばらく経ってから自動で風量強めになるという素直じゃない制御を行います。

高級機なので環境の学習とかしてるのかもしれませんがちょっと使いにくいですね。
対策としてはいったん思い切って設定温度を下げる(25度とか)にすると最初から風量も上がってガンガン冷えていきます。

除湿運転

フラップ設定は除湿設定でも効果があるようです。
この機種は除湿モードでは風量調整不可能うるさいからあまり使ってなかったのですが、フラップを手動の一番上などにしていると強風吹き荒れることなく設定湿度に応じて微風まで落ちてくれるようです。

上下風向を手動、左右はお好みで


今外気温26度、室温27度ぐらい湿度70%から上下フラップ手動除湿運転を開始してみましたが、しっかり除湿できているようで1時間ほどで室温26.0、湿度62%付近で安定しています。運転開始時は風量は多めでしたが、水平吹き出しのようにはうるさくならず、20~30分ほどして安定稼働状態になると弱風~微風になっていて送風音控え目です。この方が除湿速度も早いように感じます。

ズバ暖霧ヶ峰と比較

蛇足になりますが、同一空間には三菱ズバ暖霧ヶ峰の廉価グレード、MSZ-KXV4022Sがあるのでこちらと比較してみます。

冷房運転

まずこの2社では制御が全然違います。ダイキンは空間を快適にしたいような制御を行う感じで室温が安定していればあまり冷気を感じさせないように運転したいように感じます。カタログでうたわれているプレミアム冷房や状況に応じて熱交換器の一部を冷やすという制御が機能している感じです。

一方霧ヶ峰はとにかくガンガン冷やします。廉価グレードなためか込み入った制御をしていないので設定温度を28度→27度などに変更すればすぐに反応する感じです。ただ、設定温度を数℃下回るとサーモオフコンプレッサーが停止しますが、送風は止まらない(微風にもならない)ので、熱交換器についた水滴からものすごい勢いで湿度が部屋に戻ってしまうのが大変不快です。

除湿運転

除湿スピードに関しては三菱ズバ暖霧ヶ峰のほうが圧倒的に早いです。熱交換器全体をキンキンに冷やして微風で除湿を行うためか、こちらの方が圧倒的に素早く湿度を落とせます。その分すぐ寒くなる場合があります。

ダイキンは霧ヶ峰ように急速に除湿を行えるわけではないのですが、その分寒くなりにくいので弱冷房機種なりに頑張っているのがうかがえます。カタログでうたわれている熱交換器の一部を冷やすという制御が機能している感じです。

まとめ

うるさら7と付き合い始めて4年が経ちました。
うるさら7のことがようやくわかり始めてきた気がします。

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