WR-Vのフロントスピーカーをcarrozzeria TS-C1730IIへDIY交換しました

WR-Vが納車されて1週間ですが500kmほど走りました。純ガソリン車で比較的安価ですが走りはしっかりしており、ガソリンが高いのについついドライブに出かけたくなってしまいます。今回はフロントスピーカーをDIYで交換してみたのでその記録です。

スピーカー選び

スピーカーをどれにしようか大変悩みました。

前使っていたアルパインのSTE-G170SはセパレートタイプでN-BOX(JF1・JF2)用の専用取付パネルを使ってツィーターを取り付けていました。ただ高音が耳に刺さりすぎてイコライザーで大幅に高音域を下げて使っていたのでこれならコアキシャルタイプにしておけばよかったかなと思っていました。

前回の経験を踏まえ今回選んだのがカロッツェリアのコアキシャルタイプで中間クラスのスピーカー、TS-C1730IIです。今はTS-C1740にモデルチェンジしていますがたまたま店頭で見かけたので買ってみました。コアキシャルタイプということでツィーターは足元になり音場が多少沈むとは思いますが、STE-G170Sでセパレートのセッティングの難しさを経験したので、今回は最初からコアキシャルタイプに絞り品定めしていました。

インナーバッフル選び

前車N-BOXではインナーバッフルはSTE-G170S付属の樹脂製を使用していました。今回購入したTS-C1730IIは中グレードなのでメーカー別のインナーバッフルが付属しません。折角なのでちょっと良いものを入れてみようといろいろ調べていると、今は金属製のインナーバッフルがあることを知りました。木製は水のかかりやすい車の場合腐ってしまう場合があるようなので、確かにメタルバッフルは強度もありよさそうです。

今回ちょっとお高いですが同じくカロッツェリアの金属製のインナーバッフル、UD-K624を買ってみました。金属製なので重量があり樹脂製のバッフルがおもちゃに見えます。

取付作業

まだ納車から1週間なのですが早速スピーカーを交換しました。これは納車前から計画していて機材は揃えていたので、天候の良い暖かい日を待っていたところちょうど今日(2025/3/1)が作業日和となりました。

内張を外す

スピーカーを交換するためにはドアの内張を外す作業が必要になります。WR-Vの場合ネジ2本とクリップで固定されているので、内張りはがしとプラスドライバーがあれば作業できます。

ネジ止め個所について

ネジ止め個所は、一つはインナードアハンドルのところに露出しているため簡単ですが、もう一つはパワーウィンドウスイッチを外したところにあります。そのためまずパワーウィンドウスイッチを一式外します。

よく見ると前方にマイナスドライバーが差し込めそうな切り欠きがあります。私は先の細い内張りはがしを用意して徐々に持ち上げていき、ドア用の内張はがしを併用しながら外していきました。

パワーウィンドウスイッチ一式の固定爪の位置などは下記の写真を参考にしてください。やや難所で丁寧かつ時には大胆に力を入れていく必要がありました。

完全に浮いてしまえばあとはコネクターを外せば完全に取り外すことができます。運転席側はスイッチ類が多く隙間が少ないため助手席側よりは外しにくいですが、基本的には同じなため助手席側から作業を始めると勝手がわかるためおすすめです。

クリップ止め個所について

ドアミラー付近の樹脂パーツについては、これは一か所止まってるだけなので前方からグイっとめくっていけば難なく外せます。

ドアミラー付近の樹脂パーツを外しドアのネジを2本外したらいよいよ内張をはがしていきます。新車のためクリップが固くて苦労するところですが、ドア下部のスピーカー周辺から徐々に内張はがしを入れていくとパキパキと浮き始めてきました。クリップの箇所については下記の写真を参考にしてください。

内張りはがしは前車N-BOXぐらいしか経験がないので緊張する作業でしたが、その時の経験を生かしてゆっくり時には大胆に持ち上げていくと徐々に外れていきます。コアキシャルタイプのスピーカー取り付けならこれが一番の難所ですね。

ここまで来ればそれほど難しいことはありません。純正スピーカーはいつものホンダ式でスピーカー上部のネジ1本で止まっているのでまずこれを外します。スピーカー下部は爪で固定されているのでグイっと上へスライドさせれば外れます。

インナーバッフルの取り付け

基本的にはインナーバッフルの説明書通りに作業すれば大丈夫です。ナットをドアの内側に落とさないようにだけ気を付け、純正の取り付けられていた穴を使って3か所ネジ止めすればOKです。

スピーカーの取り付け

スピーカーの取り付けも基本的には説明書の通りに作業を行えば大丈夫です。スピーカーのネットワークユニットがあるので長さの余ったケーブルと一緒に付属のロックタイで内部の他の配線に固定しました。スピーカー端子の変換コネクタは付属しているので簡単でした。

動作確認をしましょう

スピーカーをネジ止めする前に音出し確認をしておきます。欲を言えば作業開始前にオーディオアンプにつなげて音出し確認をするのがベストです。実は一回初期不良に当たりまして、たまたま音色を確かめるため宅内でオーディオアンプに接続したところ音が出ずネットワークユニットの不良であることが判明しました。もしここまで外してから初期不良に気づいた場合手間もかかるしやる気も削がれるし大変なことになるところでした。

配線を処理してバッフル付属のネジで固定すれば取付完了です。再度音出し確認をして問題なければ内張などを元通りにしていきます。

スピーカーの周りにスポンジを巻くようになっていますが、ちょっとスピーカーグリルが窮屈な感じがしたので取り付けませんでした。

音色の調整

左右のスピーカーを交換し内張などを一式元に戻したら音楽を再生して音色を調整します。自分のリファレンス音源的なJ-POPが何曲かあるのでそれを流しながら好みの音になるようにイコライザーで調整しました。私は普段使っているヘッドホン、オーディオテクニカのATH-A900Xで聴いてるときの音に近づくようにイコライザー調整をしていきました。このクラスのスピーカーならイコライザーの調整に対してしっかり答えてくれるようです。車内という性質上ピュアオーディオのように無調整ではやはり決まった音にはならない感じでした。

最後に

車のスピーカーをDIYで交換するのはそれなりの知識とエネルギーが必要なので自信のない方はショップにお願いするのがベストです。WR-Vの場合は隠しネジの場所がわかれば一般的な作業量だと思いますので、DIYでやってみたい方はチャレンジしてみるのも悪くないと思います。

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