WR-Vの寒冷地の燃費について 納車~500km

ホンダWR-Vタフスタイル

WR-Vについて

WR-Vは今どきの登録車としては珍しく純ガソリン車のみのラインナップです。またガソリン車では大変煩わしかったアイドリングストップは非搭載、ホンダのエコモードのECONボタンもありません。もうエコは燃費のよいハイブリッド車に任せてこちらは純ガソリン車として走りの楽しさを味わってもらおうといった意気込みを感じます。

初回満タン法の実燃費計測

とは言うものの2025年3月時点の私の地域のガソリン価格はレギュラー180円/Lと高止まりしており燃費が良いのには越したことはありません。今回満タン法での結果が出たので簡単にご報告します。

WR-Vメーターの平均燃費

今回は前回満タンにしてから510km走り28.6リットル給油して満タンになりました。計算すると1リットルあたり17.83kmと良い結果が出ました。この時のメーター燃費計が18.6km/Lだったので多少下がりますがこのぐらいの誤差なら普通だと思います。

Honda Total Careアプリのデータを基にした日々の燃費を以下の表にまとめました。

日付ガソリン消費量走行距離平均燃費最低気温最高気温備考
2月22日(土)7.1134.418.9-6.61.4納車
給油 29.6L
2月23日(日)7.7139.118.2-9.54.2
2月24日(月)2.034.817.7-6.14.8
2月25日(火)1.729.217.2-8.98.0
2月26日(水)2.848.317.3-3.811.0
2月27日(木)3.468.720.3-5.711.6
2月28日(金)1.221.617.4-5.016.2
3月1日(土)5.8101.317.5-4.117.6給油 28.6L
Honda Toral Care アプリ上の燃費記録を元に直近アメダスから気温情報を付加

良い結果となった理由

良い結果となった理由としては、車の慣らしと自分の慣らし期間ということで比較的流れの良い郊外の道を多めにドライブしたのと、1回あたりの走行距離が多めだったことがプラスに作用したと思います。一方通勤にも使用していますのでこちらは流れの悪い区間もありマイナス方向に作用しています。

しかしながら前車初代N-BOXカスタムターボ4WD(以下N-BOX)は同じような条件のコースを走ったとしても実燃費が16km/l前後だったことを考えると大分燃費がいいなというのが第一の印象です。今後走行主体が通勤になっていくと思いますが、N-BOXが2月の寒い時期に14km/l平均だったことを考えると、まだ燃費計を眺めながらの考察ですが15km/lは行くんじゃないかなと考えています。これについては2回目、3回目の計測ではっきりしてくると思います。

軽自動車は寒冷地だと燃費が悪い?

マイナス9度まで冷え込んだ朝のWR-Vのメーター

上記の表に気温が入っているのはN-BOXが氷点下では燃費の低下が気になっていたためです。表からもわかるように私の地域は冬季は朝‐5度~-10度あたりまで冷え込む日が多くなっています。寒いから暖機運転が長いんじゃないのと思われるかもしれませんが、フロントガラスの霜取りは解氷ウォッシャー液等で行い無駄な暖機はしていませんでした。それでも冬季のN-BOXの平均燃費は14.0km/l平均、条件が良くて15.0km/l前後といった感じでした。

軽自動車のエンジンはなかなか温まらない

運転しているとわかりますがたとえば‐6度まで冷え込んだ朝、N-BOXでは十数分ほど走って停車するとアイドリングの回転数が1000rpmとやや高い状態となっています。完全暖気状態では850rpmあたりまで下がることを考えると十数分の走行ではエンジンが完全に温まらないことがわかります。少し前の記憶なのでうろ覚えなのですがODBコネクタから水温をモニターしていると走行していても水温が65度あたりからなかなか上がらなかったと記憶しています。これは暖房がフル稼働しているためでもあります。

軽自動車のエンジンは熱が発生しにくい

やはり近年の燃費の良い軽自動車ではエンジンの熱効率が上がった分無駄な熱が発生せずエンジンの暖機には影響している気がします。暖機が遅いということは燃料噴射量の多い時間が長くなり、排気量の小ささから水温が上がりにくいことで暖房にも影響するようです。実際N-BOXでは冷房の効きは近年の酷暑でも普通車並みに強力だった一方、冬季の極寒な朝晩はなかなか温まらず凍えて通勤するのが大変苦痛でした。

母の乗る3代目N-BOXでも暖房の利き具合はそれほど変わらず同様なので、暖房に関してはエンジンの排熱を利用している以上、近年の効率的な軽自動車のエンジンでは寒冷地では限界があると感じていました。今回私が軽自動車から普通車へランクアップしたのも一番期待していたのは暖房の効きだったのです。やはりWR-Vは排気量が1500ccありますのでN-BOXのような車内の寒さとは無縁になり、15分も走ればタコメーターは完全暖気のアイドリング回転数になっています。

今回のまとめ

話がやや逸れましたが、前車N-BOXでは普段の15分~20分の通勤時間では冬季は完全暖気にならず他の季節より燃費が悪くなっていたので、エンジンが完全に温まらないことによる燃料噴射量の増加に伴う燃費の低下が冬季に関しては常態化していたんだと思います。WR-Vでも寒ければ当然燃費は下がりますが、それでも前車N-BOXと同等か若干良い燃費が期待できそうな手ごたえを感じています。たとえ同等だとしても暖房がはるかに快適なWR-Vのほうがいいですね。実はCVTの制御もなかなか快適なんですよ。これについてはまた後日書きたいな。

蛇足ですが昔の軽自動車は燃費はそんなに良くなかったですが暖房が不満ということはあまりなかったですね。その代わり冷房の効きが大変問題でした。

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